【関西圏・近畿圏 夜景スポット】有名どころから穴場までまとめてご紹介!
そろそろジリジリとした暑さも遠のき、朝晩の寒さに秋の訪れを感じる季節になってきました(この記事を書いているのは10月頭)。あっという間に冬も来るのでしょうね。
寒い季節といえば、鍋やおでんなど、あたたか〜い食べ物をコタツに入って頂くのが醍醐味ですが、日没が早まるにつれて夜景の存在感も増してきます。
何を隠そうわたくし、夜景が大好物です。特に、山の上から光の街を見下ろすパノラマビューや高速道路から眺めるビル街はたまりません。
光で彩られた景色というものは、寒さで凍えている心と体に温かみをくれると私は思っています。
という夜景好きの人間として、今回は関西圏・近畿圏の夜景スポットをまとめてご紹介しようと思います!!
アクセスや現地の雰囲気なども一緒に説明しようと思うので、実際に訪れる時に参考にしていただければ幸いです。
- 綺麗さ…夜景そのものの美しさ
- アクセス…夜景スポットへのアクセスの便利さ
- 雰囲気…夜景への没入度
- 充実感…夜景とその周辺の観光スポットを含めた総合的な充実度
としています。
目次はコチラ!!
①兵庫県
摩耶山「掬星台」
綺麗さ:☆☆☆☆☆ アクセス:☆☆ 雰囲気:☆☆☆☆☆ 充実感:☆☆☆☆
兵庫県が誇る王道夜景スポット、掬星台です。
日本三大夜景に選ばれたこともある圧倒的スケールの夜景が来る者を虜にします。
綺麗さは文句なし、街の喧騒から離れて雰囲気も良いですが、アクセスに関して少し注意事項があります。
たいへんお気に入りの場所なので、掬星台だけで一つ記事を書いてありますのでぜひそちらでアクセスに関する情報も含めてご覧いただければと思います。
六甲山ガーデンテラス
綺麗さ:☆☆☆☆☆ アクセス:☆☆ 雰囲気:☆☆☆☆ 充実感:☆☆☆☆
六甲ガーデンテラスは、インスタグラムなどSNSを通して若者にもかなり広まりつつある夜景スポット。
自然体感展望台「六甲枝垂れ」という、特徴的な形状をしたドーム状のオブジェが美しく目を惹きます。
このドームは内部にベンチやちょっとした遊歩道?があるので、まさに体感展望台ということで、ぜひ外観だけでなく内部も楽しんでいただきたいスポットとなっています。
夜景自体は、掬星台に近い場所ということもあり、それに引けをとらない圧巻のものとなっています。
ただ、夜景と私たちとの間の障害物や木々がやや多めで、掬星台と比べると夜景への没入感という点で少し劣るかなという感想です。それでも☆4つの美しさです。
アクセスは少しややこしく、車でなければバスやケーブルを乗り継いで行くことになります(六甲ガーデンテラスまでのアクセス)。
雰囲気は、掬星台よりも観光地として発展しているのでやや賑やかですが、その分カフェやジンギスカン専門店、イングリッシュガーデンやお土産ショップなど見どころ満載で大変充実感のある場所となっています。
神戸市街地
綺麗さ:☆☆☆☆ アクセス:☆☆☆☆ 雰囲気:☆☆☆ 充実感:☆☆☆☆☆
兵庫県でやはり外せないのが、神戸市街地のライトアップでしょう。
神戸ポートアイランドやメリケンパーク・ハーバーランドエリアには有名なポートタワーやオリエンタルホテルなどランドマークとも言える建造物がたくさん揃っています。
それら全てが夜になると輝きを放ち、辺り一体が幻想的な雰囲気に包まれます。
街全体が美しく輝いているため、市街地を散歩するもよし、商業施設やタワーや港などいろいろな視点から街を眺めてみるのもよしです。
アクセスは言わずもがなGoodです。ただし街全体が美しい夜景であることから、全てを堪能しようとすると大変な距離を歩くことになるため、☆は4つとしています。
2021年10月に劇場型アクアリウムatoaがオープンするなど進化を続けるこの街。
午前中から夜景が見られる時間まで1日中遊んでいても決して飽きないのがこの場所の強みでもあります。
②京都府
将軍塚
綺麗さ:☆☆☆☆ アクセス:☆☆ 雰囲気:☆☆☆ 充実感:☆☆☆
京都にゆかりのある人なら知らない者はいないのではないかというほどの王道スポットがこの「将軍塚」です。
将軍塚、というのは、天台宗青蓮院門跡にある場所を指します。
そこにある「将軍塚青龍殿」は夜間拝観を実施しており、「大舞台」から見える夜景が圧巻だといいます。
実は新型コロナウイルス感染状況により、将軍塚青龍殿の夜間拝観が中止となることも多くなっていましたので、私の訪問時も夜間拝観はできませんでした。
では夜景を見れないのかというとそうではなく、青龍殿の外に京都市街を一望できる丘になっている場所があり、そこから大満足の景色を拝むことができます。
アクセスについては、JR三条京阪駅から直通バスが出ていますが、できれば車で行きたいというのが本音です。最寄駅から歩いて行くというのはなかなか難しいでしょう。
京都府の夜景スポットとしてはまず始めに訪れるべき場所と言っても過言ではないでしょう。機会があればぜひ行ってみてください。
私も夜間拝観はまだ訪れたことがないのでまた行こうと思います。
清水寺
綺麗さ:☆☆☆☆ アクセス:☆☆☆ 雰囲気:☆☆☆ 充実感:☆☆☆☆☆
日本が世界に誇る建造物、清水寺です。
昼夜問わず多くの観光客で賑わっているこの寺院ですが、桜の時期と紅葉の時期にはライトアップでさらに多くのファンが訪れます。
桜や紅葉と寺院の組み合わせがただでさえ間違いなしである上、夜になると幻想的な雰囲気を帯びてより一層厳かに感じます。
京都市街は京都市営バス一日券があるなどバス路線が大変発展しているので場所自体はやや不便とも言えますがそれほど困る印象はありません。
また、清水寺周辺には参道である三年坂(産寧坂)や二年坂(二寧坂)があり、食べ物やショッピング、散策に困ることはまずありません。
観光客が多すぎて人混みが苦手という方にはかなり厳しいと言えますが、そうでなければあらゆる面で完結した観光地だと思われます。
万灯呂山展望台
綺麗さ:☆☆☆ アクセス:☆☆ 雰囲気:☆☆☆☆ 充実感:☆☆☆
こちらは京都市街を少し外れた場所にある穴場夜景スポット、万灯呂山(まんどろやま)展望台です。
アクセスこそ厳しいものの人気も多くなく夜景のみを堪能する場所となっているので、大変雰囲気が良く、静かな時間を過ごすにはもってこいです。
車やバイクで行くことになりますが、くれぐれも道中は事故に気をつけてください。
③奈良県
若草山
綺麗さ:☆☆☆☆ アクセス:☆☆☆ 雰囲気:☆☆☆☆ 充実感:☆☆☆
特に新緑の時期は昼間も大変美しいこの山ですが、実は夜景の名所でもあります。
奈良県出身の友人も、「奈良に帰るたびにここを訪れる」と言うほど、地元民に愛される山だということが伺えます。
特徴は、奈良市を一望できる「パノラマビュー」です。視界を遮るものがほとんどなく、丘の上から街並みを見下ろす形になるので、夜景の中に吸い込まれていきそうな感覚に浸ることができます。
公式サイトによると、新日本三大夜景に選ばれているようです。
アクセスとしては、JR奈良駅又は近鉄奈良駅からバスと徒歩を経由するか、車で行くかの二択となるでしょう。決してアクセスが良いとは言えませんが、観光の名所である奈良市街に隣接した山ということで☆3つをつけています。
ハイキングスポットとしても有名ですが、夜景スポットとしていくと景色以外に特に立ち寄る場所はないので雰囲気☆4つ、充実感☆3つとしました。
生駒山
ここは私もまだ訪れていませんが、ぜひ紹介したいスポットでもあります。
生駒山は奈良県と大阪府を隔てる壁であるかのように南北に連なる山々からなります。
信貴生駒スカイラインは公式サイトによると「関西の夜景のメッカ」と称されているようです。
山々に沿うように展望台が散在するため、どの方角から訪れる人でもどこかの展望台にたどり着くことができそうですね。
おすすめは宝山寺というお寺で、境内から生駒市街を見下ろせるようになっているらしく、夜には大変幻想的な景色を拝むことができるようです。
ネットで調べると宝山寺の夜景の様子がよくわかるブログを拝見することができましたので、参考に貼らせていただきます。
(おおさからんど・りあるさんの宵の宝山寺で夜景撮影)
④大阪府
梅田スカイビルとその周辺
綺麗さ:☆☆☆☆☆ アクセス:☆☆☆☆☆ 雰囲気:☆☆☆☆ 充実感:☆☆☆☆
梅田駅周辺には、商業施設や高層ビルが集積しており、夜はそれぞれが光を放ち街一体が輝き出します。
梅田スカイビルは大阪府を代表する夜景スポットであり、ビルの39-40Fに位置する空中庭園展望台からは360°輝く街並みを眺めることができます。
屋内には中華料理店、スカイラウンジがあって上品な雰囲気を醸し出しつつ、お土産ショップもあり観光客がゆっくりと時間を過ごす場所としても最適です。
特徴的なのは、屋上展望スペースの一角に「ハートロック」を飾る場所があるということです。ハート型の南京錠に願いを込めて飾ることで、大切な人との願いの成就を祈ります。
公式サイトによるとこのハートロック、製造販売が追いつかずweb販売のみとなっているようなので、大切な人と訪れる際は要注意です。
評価についてですが、圧倒的アクセスのよさと周辺施設の充実度、そして夜景の美しさから考えて非の打ちどころがありません。
梅田スカイビル以外も、ビル街や街路樹のライトアップは大変綺麗で、夜まで大阪に居たことがないと言う方も機会があれば一度は夜の大阪の街並みを見てみてください。
ひらパー
綺麗さ:☆☆☆ アクセス:☆☆☆ 雰囲気:☆☆☆ 充実感:☆☆☆☆
ひらパー兄さんで有名なひらかたパーク、昼間は子供連れ家族や若者で賑わう一見普通の人気遊園地ですが、夜は幻想的な「光の遊園地」に変貌を遂げます。
遊園地の広場やアトラクションのいたるところで光が宿るとそこはまるで夢の世界。
大人も子供も、誰もが心踊ること間違いなしです(特に子連れの方は本当におすすめです)。
2022年度のイルミネーションについてはまだ詳細未定のようですが、11月上旬ごろからおそらく開催されるので要チェックです。
アクセスは大阪中心地から離れた枚方ということでやや不便ではありますが、それ以外の点では大満足のものでした。
営業カレンダーやアクセスについては公式サイトをご覧ください。
⑤滋賀県
比叡山ドライブウェイ
綺麗さ:☆☆☆ アクセス:☆☆ 雰囲気:☆☆☆ 充実感:☆☆
滋賀県民には言わずと知れた夜景スポット
比叡山ドライブウェイの途中、「夢見が丘」に展望台があり、滋賀南部の街並みを一望することができます。
滋賀県は比較的田舎のイメージが強いと思いますが、ここへ来ると意外な街明かりの強さに驚くかも...しれません。
アクセスが難点で、バスやケーブルカーなど手段はたくさんありますが、夜景が見れる時間の運行状況を考えるとやはり自動車一択になるかと思います。
比叡山ドライブウェイ自体はとても長い道のりですが、夜景に限ると田の谷峠料金所から入って夢見が丘に向かうのが最短距離で最安(往復860円とそれでもやや高め...)です。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
この場所の一番のポイントは、夜景に集中できることでしょうか。
車通りも少なく来客もそれほど多くないので、静かに夜景を眺めるには最適だと思います。
ローザンベリー多和田
綺麗さ:☆☆☆ アクセス:☆☆ 雰囲気:☆☆☆ 充実感:☆☆☆
「ひつじのショーン」にまつわる建物やオブジェがあることで有名な、昼間はとてもかわいらしいイングリッシュガーデン。
冬場の夜ははそれが「関西最大級」と称されるイルミネーションに変わります。
色とりどりの電球でガーデン全体が装飾され、どこを歩いても辺り一面光。
敷地自体が広いので、全部見て回るとかなりの距離になりますが、決して冗長ではなく様々なパターンのライトアップがあるので飽きることはありません。
もちろんライトアップ中も「ひつじのショーン」の登場人物たちが出迎えてくれます。
難点はこちらもアクセスで、電車で行く場合はJR米原駅からタクシーで15分と公式サイトにも書いてあることからも伝わってくるまさに秘境です。
ただ、車で行く場合は最寄りのインターチェンジからも比較的近く、それほど場所をネックには感じないと思われます。
⑥三重県
なばなの里
綺麗さ:☆☆☆☆☆ アクセス:☆☆☆ 雰囲気:☆☆☆☆ 充実感:☆☆☆☆☆
関西圏の方で知らない人はいないであろうほどの大規模イルミネーションが「なばなの里」にあります。
なばなの里は、アウトレットモールの「ジャズドリーム長島」や「ナガシマスパーランンド」を有するマンモス級複合施設である「ナガシマリゾート」の一部。
基本的にここは有名なベゴニアガーデンをはじめとして四季折々の花々が一面に植えられている植物園ですが、夜は一年を通して季節ごとに異なるコンセプトのイルミネーションが行われます。
イルミネーションの破壊力が大きすぎて、なばなの里=イルミネーションと捉えている方も多いでしょう。
しかしおすすめは、陽が落ちる前から訪れて、ある程度花々を堪能したのちにイルミネーションを迎えることです。
イルミネーションから入ってしまうとどうしても花の存在が薄れてしまいますが、先に花を見ておくと花と光の共演をより深く体感できると思います。
アクセスは、名古屋駅から直通バスで30分、最寄りのJR長島駅から徒歩で30分といったところのようです。決して良いとは言えませんが直通バスがあるのはありがたいですね。
また、自動車でお越しの場合は5700台の収容数を誇る無料大駐車場があるため、まず駐車に困ることはないでしょう。
総合的に考えてアクセス☆3つは固いです。
土日はなかなかの人混みとなるので雰囲気は最高ですがあえて☆4つとしています。
何より、ナガシマスパーランド・ジャズドリーム長島などの施設を堪能してからここでイルミネーションも楽しむという贅沢も可能なため、充実感としては圧倒的☆5つです。
なばなの里ホームページはこちら。
以上、私の知る限りの関西・近畿圏夜景スポットをご紹介しました。
まずは足を運びやすい地域からでも、ぜひ訪れてみてください。